占い師に必要な要素と向いている人とは?
コロナウィルスで不安なこの時代、占い師が多発しているらしい
先日、ネット関係の方とお話していて
「最近、占い師が多発しているらしい」
と伺いました。
世の中が不安定になると「占い師」が増える・・・。
人間は孤独な生き物であり、将来には何かしらの不安を持っているものですが、今年は特にコロナウィルスの影響で健康問題や経済的な不安など、どんな方でも精神的に不安定になり易い年だったと思います。
日本は高齢化しているので、高度成長、好景気、バブル、バブル崩壊、コロナ・・・など様々なことを経験している世代が多ければ、必然的に占い師をされる方も増えるのかもしれません。
そのネット関係者の方曰く、「副業」ブームの増加もあり、占い系のサイトはこれから多くなると見込んでいるとのことで、実際に増えてもいるそうです。
そしてそれに伴い占い師も増加傾向にあるということです。
人生経験豊富な勉強期間半年の占い師さん
また、別の日に、占い師仲間とチャットしていて
「豊富な人生経験があるから占い師になるのは運命だ・・・と占い講義を受講して半年後に鑑定を始める占い師さん」
が居るとのお話を伺いました。
占術の講義を受講されて半年とのことなのですが、講義の受講時間が半年でも、その半年にどれだけの勉強時間を費やしたのかは人それぞれであり、習得能力も人それぞれ。
占い師になるには勉強期間等に決まりがあるわけでもなく、占い師になるきっかけやご事情も様々です。
この占い師さんが、どなたなのか、どんな人生経験をお持ちでどんな人物背景がある方なのか、詳細までは聞かなかったので、どんな方なのか全く存じていませんが、このお話をヒントに、世の中が不安定になると「占い師」が増えるという現象と合わせて、今回は、「占い師に向いてる人はどんな人なのか」ということを書いていきます。
占い師に向いている人とはどんな人なのか
占い師に必要な人生経験
私は占い師になるための素質のようなものは、誰もが潜在的にその適性を持ち合わせていると思います。
悩みというのは、誰もが生きる上で抱えるものであり、生きている間、誰もが不安を何かしら抱えているものです。
「人生経験」という こうしたらこうなる という結果に裏付けられた貴重な経験は参考になり、誰もが当たり前に人生を重ねていく上で「悩み」に答えることが可能になると思うからです。
だから、身近な人に相談して解決するお悩みもありますよね。
占い師に人生経験が必要なのか?については
まず、常識的な価値観だけに重きを置いて人生を過ごしてきた方には、占い師には向いていない人なのではと思います。
常識的な価値観が強すぎると、柔軟な選択肢が少なく、視野が狭くなりやすく、実際そのようなお考えを押し付けるような占い師の方もたまにお見受けします。
そのような占い師の方の場合、相談者の悩みの内容よりも、常識的な価値観に重点に置いてしまい、相談者目線でなく、それを基準に物事を判断してしまいます。
人生のお悩みは人それぞれなので、他人では計り知れない思いもよらない内容もあるので、常識的すぎる中だけで生き続けていると、そもそもそのような相談者様からのお悩み自体を理解できない場合もあります。
逆に、あまりに偏った人生経験ばかりの場合は、占い師に向く向かないというより、相談者様のお悩みに突拍子もない提案をしてしまうこともあるので、占い師に向いている人というのは、一般的な常識を踏まえた上での豊かな人生経験が必要だと思っています。
人生経験の豊富さ・・・そういった理由から様々なことを経験している世代が多くなるにつれ、副業ブームに乗って占い師が増えているのかもしれません。
また、「豊富な人生経験」というキーワードについては、人生での経験が豊富であるという意味合いよりも、そのキーワードを使って、占い師自身が自分に価値を見出している場合が多いように思います。
それによって、自分が必要という認知を相談者様から受けとり、承認欲求を満たしている場合もあると思います。
私は、占い師に必要なことは、相談者の心を満たすための意識であり、相談する際には占い師自身を意識してもらう必要は無いと思っています。
占い師の人生経験に関しては、常識とのバランス力を兼ね備えた上で、ある程度豊富な人生経験があるほうが占い師に向いている人だと思います。
占い師に必要な知識とコミュニケーション能力
占いの知識に関しては、占術のテクニックを鍛錬することはとても重要です。
占術の基礎的な知識がある上でのお話になりますが、占術をどこでどう勉強したのか、どの位の知識を習得して、どの位の期間勉強したのか・・・。
それだけに意識を奪われてしまう方は占い師に向く向かない・・・というより、鑑定をする占い師というよりも研究者に近い方なのではと思います。
また、相談者様側も、占い師の占術要素だけに重点を置いた場合、良い占い師さんを見つけることが難しくなると思います。
占い師が占術を活用する対象は、机上の命盤だけでなく、人生経験の中でお悩みを抱えている相談者様です。
占術のテクニックだけでそのお悩みに対して応えられるのか・・・それは難しいと思います。
※誤解の無いように・・・・ある一定のレベルの占術の知識は必要です。
鑑定をする占い師には、占術のテクニックの鍛錬以上に、様々な知識が必要になります。
占術の鍛錬に励み、勉強に長期間費やすことで、相談者様のお悩みを受け止めることはできますが、それに応えることができる要素はそれだけでは充分ではないからです。
占術のテクニックだけでは、まさに机上の空論になってしまうのです。
相談者様に対して受け答えするためには、占いの知識以外にも幅広く社会情勢などについての知識も持ち合わせ、相談者様の心を読み取る力も必要であり、占い師自身が様々な知識について貪欲であり、相談者様の心から何かを読み取ることができる気づきが必要です。
そして、その為には、占い師として占術の知識以外にも、人生経験の中に豊富なコミュニケーション経験が必要だと思います。
様々な人と接する接客業など、多種多様の人とコミニケーションを図る経験をされた方は、そのコミュニケーション能力を占いの鑑定力に活かせると思いますので占い師に向いている人だと思います。
占い師には、目で見える情報の内容(例えば外見や雰囲気など)だけに意識が奪われることなく、心を感じる取れる意識が重要になります。
他者と多くコミュニケーションを経験している方は、コミュニケーションによって様々な気づきを得ることができ、それと同時に他者の心を満たす、精神的な意味での創造力が養われると思います。
占いの一定レベルの知識に加え、多種多様な人とのコミュニケーションを多く取られた経験がある方は、他者への気づきが多く、精神的な意味での物事を見る視野が広くなりやすいので、占い師に向いている人だと思います。
占い師に必要な、相談者様と対等に向き合う姿勢
占い師は、精神的な意味で相談者よりも大人な対応ができなくてはならないと思います。
それは決して、高みからという意味ではなく、真摯であり、フラットであるということです。
そもそも、相談者様が占い師の元にお悩み相談のご依頼をしている時点で頼る側と頼られる側という関係性が成り立ち、お悩みを抱える相談者様はお悩みを抱えているために弱い立ち位置になり易いです。
相談者様はお悩み中ですので、精神的に弱っている状態なわけですが、そんな状況で、悪戯に相談者様の恐怖を煽る占い師もなかにはいます。
恐怖心を煽る占い師の心理には、自分の能力をアピールしたいという心理が隠れており、恐怖心を煽る占い師は、無意識のうちに相手の反応の大きさから、自分の影響力を判断します。
つまり、恐怖心を煽る占い師は、相手が反応すればするほど、自分の能力が高いと考えるのです。
お悩み中であり、精神的に弱っている状態の相談者様に対して恐怖心をi煽る行為は占い師が一番してはならないことだと思います。
心の内にそうした自分の能力をアピールしたいという弱さが少しでも潜むような人には占い師は向いていない人だと思います。
鑑定する占い師と相談者様の間は常にフラットで対等な関係であるべきということを常に意識できる人は占い師に向いている人だと思います。
占い師には明るいエネルギーが必要
良いエネルギーというものは、思考からも生まれます。
思考は感情を、感情は肉体への反応を生み出していきます。
そのため、受け取るエネルギーで人の思考はマイナス方向に進むことになったり、マイナスのスパイラルにハマったり、ともすれば停止してしまうこともあります。
停止というのは運気において一番避けなければいけないことです。
人生良い運気ばかりではないので、悪い運気をお伝えすることは必要ですが、その場合、どうするべきかのヒントが相談者自身で見つけられる道しるべを提案できる人でなければ占い師に向いている人ではないなと思います。
同時に、良いエネルギーを与えられる人でないと占い師には向いている人とは言えません。
暗い気持ちで相談に訪れたとしても、その占い師の元に行ったことで明るく前向きになれる。
そんな明るい影響力を与えられる人は占い師に向いています。
そして、占術の鑑定によって相談者様にどのような変化が起こるのか、そしてどう対処していくと良いのか、その点を探るのが占い師のあるべき姿であり、それができる人が占い師に向いている人なのではと思っています。
相談者様を明るい気持ちにできる・・・そんな人が占い師に向く人だと思います。
占い師に向く人とは・・・
占術の鍛錬に努力を惜しまない人であるということは絶対条件ですが、一般的な常識をわきまえた上での視野の広さとコミュニケーション能力、社会情勢やその他の幅広い知識への貪欲さに加えて人生経験を豊富に過ごせる方が占い師に向いている人だと思います。
そして、何よりもご依頼された相談者様を、相談後に明るい気持ちにできる人・・・そんな人が占い師に向いている人だと思います。
私も鑑定を行う際には、これら占い師に向く人が取るべきであろう行動を必ず鑑定前に自分に言い聞かせて鑑定するようにしています。
鑑定をさせて頂くことで、ご依頼者様が明るく前向きになれ、進むべきヒントを見つける道しるべになれればいいなと思っています。